1971年 – イノベーションで危機を克服 1970年代の経済不況期に、ラヴァッツァは新しい真空包装を導入し、クオリタ・ロッサ(Qualità Rossa)のブレンドを発売しました。1977年には、ニーノ・マンフレディ(Nino Manfredi)が16年間にわたりラヴァッツァの顔となりました。 「もっと飲めば、もっと元気になる(Più lo mandi giù e più ti tira su)」や「コーヒーは喜び、良くなければ何の喜びでもない(Il caffè è un piacere, se non è buono che piacere è?)」といった名セリフで、ブランドの認知度をさらに高めました。しかし、マンフレディはLavazzaのすべての商品を宣伝していたわけではありません。たとえば「Paulista」コーヒーは、夫婦として知られるライモンド・ヴィアネッロとサンドラ・モンダイーニが宣伝し、デカフェの「Lavazza Dek」は1988年に特別な広告が放送されました。デカフェとは、カフェインを含まない、もしくはカフェインの量を極力減らしたコーヒーのことを指します。日本ではまだあまり馴染みがないかもしれませんが、カフェインを控えたい方や、夜遅い時間にもコーヒーを楽しみたい方に向けて欧米では人気があります。Lavazzaのデカフェ商品は、通常のコーヒーと同じく豊かな味わいが特徴です。