ルイジ・ダミーコが初めてパッロッツォを試食させた相手は、ガブリエーレ・ダンヌンツィオ(Gabriele D'Annunzio)でした。彼はこの新しいお菓子に感動し、「パッロッツォの歌(La Canzone del Parrozzo)」というマドリガーレ(madrigale、詩)を書きました。 この詩は、アブルッツォ地方の方言で書かれています。
「È tante ‘bbone stu parrozze nove che pare na pazzie de San Ciattè, c'avesse messe a su gran forne tè la terre lavorata da lu bbove, la terre grasse e lustre che se coce… e che dovente a poche a poche chiù doce de qualunque cosa doce….」
そしてこのマドリガーレに、ペスカーラ出身の作曲家であり、ダミーコの友人であるヴィットリオ・ペペ(Vittorio Pepe)が曲をつけ、歌に仕上げました。 また、1928年にはチェーザレ・デ・ティッタ(Cesare De Titta)とアントニオ・ディ・ジョリオ(Antonio Di Jorio)によって「パッロッツォの歌(La Canzone de lu Parrozze)」が作詞され、その後吹奏楽用にも編曲されました。 ここで、チェーザレ・デ・ティッタとアントニオ・ディ・ジョリオの「パッロッツォの歌(La Canzone de lu Parrozze)」を紹介します。 調理方法と材料 パッロッツォ(Parrozzo)は、以下の材料を使用して作られます セモリナ粉(または代替として黄色い小麦粉、白い小麦粉と片栗粉の組み合わせ) 砂糖 刻んだアーモンド 苦いアーモンドエッセンス オレンジまたはレモンの皮 アマレット(Amaretto)リキュール ダークチョコレート(コーティング用)