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教皇の白いズッケット
枢機卿の緋色のズッケット
尖頭ズコット型兜(zuccotto aguzzo)、1570年頃
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のクーポラ
クレメリア・デル・サッソのズッコット・ジェラート
チョコレート味のズッコット
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【5サイズ】ズッコット用型 - フィレンツェ発祥のスイーツ イタリア
2,700円~4,300円
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Zuccotto ズッコット - フィレンツェ発祥のスイーツズッコット(イタリア語:zuccotto)とは、イタリア・トスカーナ地方の都市フィレンツェ(Firenze)でルネサンス期に誕生した、丸いドーム型が特徴のセミフレッドを用いた伝統菓子です。
フィレンツェ料理の伝統を代表するドルチェのひとつであり、その起源は16世紀、メディチ家(famiglia Medici)の宴席のために、万能の芸術家として知られるベルナルド・ブオンタレンティ(Bernardo Buontalenti)が考案したものとされています。
教皇の白いズッケット
枢機卿の緋色のズッケット
尖頭ズコット型兜(zuccotto aguzzo)、1570年頃
名称の由来については諸説あり、15〜16世紀の兵士が用いていたドーム型の金属製兜「ズッコット」、あるいはカトリック教会の聖職者がかぶる半球形の頭巾カロッタ(calotta)のトスカーナ方言名「ズッケット(zucchetto)」に由来するとされています。 ズッコット、ズッケットはいずれも「ズッカ(zucca かぼちゃ)」に由来する語で、形状を象徴的に表した名称です。ズッコットは当初、「カテリーナの兜(Elmo di Caterina)」という名称で知られており、現代の姿とは大きく異なる菓子でした。
当時のレシピでは、内部のフィリングにはリコッタ(ricotta)、カカオの粒、柑橘類の皮が用いられ、全体は白を基調とした単色の外観をしていました。一方、外側はアルケルメス(alchermes)で香り付けされ、鮮やかな赤色に仕上げられていたと伝えられています。
ブオンタレンティは、建築家・彫刻家・画家・軍事技術者・舞台装置家として活躍した人物であり、氷に硝石を加えることで食品を冷却・冷凍する技術の発明者としても知られています。この技術は、セミフレッドや現代のアイスクリームの原型のひとつとも考えられています。
ズッコットの半球形のフォルムは、彼が敬愛したフィリッポ・ブルネレスキ(Filippo Brunelleschi)の代表作であり、フィレンツェの象徴でもあるサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(Cattedrale di Santa Maria del Fiore)のクーポラ(cupola)へのオマージュであるとも言われています。
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のクーポラ
また、メディチ(Medici)家からフランス王家へ嫁いだカテリーナ・デ・メディチ(Caterina de’ Medici)が、菓子職人とともにこの冷菓文化をフランスへ伝えたとされており、ズッコットは現代のアイスクリーム文化の源流の一つとも位置づけられています。現代のアイスクリームとの違いは、卵を用いず、乳製品を主体としている点にあります。ズッコットは長いあいだ忘れられていましたが、1950年代にフィレンツェの老舗菓子店アンティーカ・パスティッチェリア・シエニ(Antica Pasticceria Sieni)が16世紀のレシピをもとに復元し、再び注目を集めるようになりました。
現在ではリストランテやトラットリアのデザートとして提供されることもありますが、ティラミス(tiramisù)やパンナコッタ(panna cotta)に比べて製法が複雑で時間を要するため、自家製で供されることは少なく、家庭で作られることも比較的稀です。

製法は、まずオーブンでパン・ディ・スパーニャ(pan di Spagna)を焼き、帯状に切り分けます。半球形の型の内側に、スポンジの焼き色をクーポラの肋(リブ)に見立てて放射状に敷き詰めます。そこへヴィン・サント(Vin Santo)などの酒精強化ワインや、アマレット(Amaretto)、サンブーカ(Sambuca)、ベネディクティン(Benedictine)、フランボワーズ(Framboise)、グラン・マルニエ(Grand Marnier)などのリキュールを染み込ませます(近年ではアルコールを用いないものも多く見られます)。さらに、刻んだナッツ類や砂糖漬けの果実、チョコレートを加えた生クリーム、甘みをつけたリコッタチーズやヨーグルトチーズを詰め、最後にスポンジで蓋をして冷凍庫で冷やし固めます。
クレメリア・デル・サッソのズッコット・ジェラート
型から外した後、室温で半解凍状態(semifreddo セミフレッド)に戻し、切り分けて供します。表面には粉砂糖、ココアパウダー、溶かしたチョコレートなどで装飾が施されることもあります。チョコレート味のズッコット
なお、伝統的なセミフレッドのズッコットとは別に、スポンジ生地に卵白を含むジェラートを詰めた「ズッコット・ジェラート(zuccotto gelato)」を提供するジェラート店も存在します。このページのトップヘ(>>)